2009年式DAIHATSUテリオスキッドを車検しました。

110000Km走行のJ111型テリオスキッドの車検作業をしました。
本日は2009年式110000Km走行のDAIHATSUテリオスキッド(J111型)の車検作業をしたのでご紹介します。
作業紹介
今回は車検作業で点検すると、オイル漏れの箇所が複数あり、修理しました。
まずはタペットカバーパッキンが劣化しておりオイル漏れが発生していましたので交換しました。
【タペットカバーパッキンとは】
エンジン上部のフタ(タペットカバー)とエンジン本体の間に入っているゴム製のシール部品です。
エンジン上部には、カムシャフトやバルブ機構といった重要部品が入っています。
そこには常にエンジンオイルが循環しています。
そのオイルが外に漏れないように密閉しているのがタペットカバーパッキンです。
【劣化するとどうなるか】
パッキンはゴム製なので数年で硬化します。
主な症状は
・エンジン上部からのオイル滲み
・焦げたオイルのニオイ
・マフラーに垂れて煙が出る
・プラグホールにオイルが溜まる(失火の原因)
放置すると
・オイル量低下
・イグニッションコイル故障
・エンジン不調
につながることもあります。

このお車はターボ付き車両なので、タペットカバーを外すのにインタークーラーや配管などを取り外します。
その後タペットカバーを取り外しパッキンを交換していきます。

交換したパッキンは劣化してパキパキに固くなっており、プラグホールにもオイルが漏れている状態でした。
綺麗に取付面を清掃し、復元作業をします。

次にオイル漏れがしていた箇所は、オイルフィルターハウジングのOリングの劣化からオイル漏れが発生していました。

オイルフィルターが装着されている土台の奥から漏れているんですが、この箇所はエンジンルームを眺めていても見えません…
鏡などを使い、反射させて覗かないとなかなか気付けない場所になります。
写真では分かりにくいですが、矢印方向を鏡で覗くと赤丸の箇所からオイルが漏れています。
Oリングの交換作業は、エキゾーストマニホールドをずらしたり、ターボのパイプを外したりするなど、少し時間がかかる作業になります。

これがハウジングを取り外した、エンジンブロック側の写真になります。

そしてこれが、取り外したオイルフィルターハウジングと交換したOリングになります。
このOリングもゴム製の為、劣化してパキパキに固くなっていました。
ゴムは高温な状態を繰り返すと柔軟性を失います。
本来は「ムニュッ」と潰れて密着するものが、
→ カチカチに硬化
→ 面に密着できない
→ 微細な隙間が発生
ここからオイルがにじみ始めます。
またタペットカバーパッキンやオイルフィルターハウジングOリングのいずれも熱が伝わる箇所になります。
冷却、加熱の繰り返しでゴムが縮み、角部分に亀裂が入ることでオイルが漏れることもあります。
【オイル漏れを放置すると】
① オイル量が減る
漏れ続ければ当然オイルは減ります。
オイルが不足すると
→ 潤滑不足
→ 金属同士が直接こすれる
→ 焼き付き
最悪はエンジン載せ替えレベルです。
② 焦げ臭い・煙が出る
漏れたオイルがマフラーやエキマニに付着すると
・焦げた臭い
・白煙
・車両火災のリスク
実際、発火事例もあります。
③ 電装系トラブル
特にタペットカバー周辺の場合、
・プラグホールにオイル侵入
・イグニッションコイル不良
・失火
・エンジンチェックランプ点灯
修理代は一気に跳ね上がります。
④ 車検NG
下回りに垂れるレベルになると、車検に通りません。
結局「今直すか、後で高く払うか」です。
【プロ目線の本音】
軽い滲みの段階なら比較的安価で済むことが多いです。
でも
滲みを見逃す
↓
漏れになる
↓
他部品を壊す
↓
修理費用増大
この流れが一番もったいないです。
まとめ
今回の車検作業では、オイル漏れ修理が大きな割合を占めましたが、その他はフロントブレーキパッドやステアリングラックブーツ、なども交換させていただきました。
竹多自動車では、オイル漏れに限らず
「今すぐ交換が必要か」「様子見可能か」まで正直にお伝えします。
無駄な交換はしません。
しかし、放置すべきでない状態はきちんとお伝えします。
安心して任せられる車検をお探しの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください!
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